ホームランを胸に ファースト

「そっか...」

涼は家でも無理してたんだな。

アイツはどこで自分を解放してたんだよ。

涼が壊れちまうよ

「お兄ちゃん。だからお姉ちゃんを助けて!お願いします。」

そう言ってペコッと頭を俺に下げてきた。

「じゃあ涼香ちゃんも手伝ってくれる?」

「うん!」

俺は涼香ちゃんに涼が家で笑顔でいるかどうかを見てもらうことにした。

そして家の電話で5時に電話する。

そう言って約束をして涼香ちゃんは眠りについた。