ホームランを胸に ファースト

「あっ!そうそう!涼香が葵の家でお世話になるらしいから、よろしくって言いたくて!」

涼は親切で優しくて俺にはもったいない彼女だ。

「はいよ!母さんにも伝えておくよ。じゃおやすみ」

「おやすみ~」

ガチャ

電話を涼から掛けてきたのは初めてだ。

嬉しかった。

涼の声を寝る前に聞くことが出来て今日は幸せだ。

そう思っているといつの間にか寝ていた。