ホームランを胸に ファースト

「涼へ
色々不快な思いにさしてまじでごめん。悪気はないんだ。梨花は俺の初恋で色々話したいことがあって毎日話してた。でも、俺は今は涼が大好きなんだ。これは本当だ。だからまた俺の隣にいてください。 葵」

こんな文章書いてくれるなら言葉で伝えて欲しかった。

そんな事を思いながらも返信した。

「葵へ
葵が私から離れただけで私はずっと隣にいるよ。戻ってきて。涼」

すると、すぐに返信が来て

「ありがとう」

と書かれていた。

私はその文字に安心していた。

でも、ここからが悪夢の始まりだった。