廊下では授業をしている先生の声が聞こえた 「うるさいな……。」 「では、68ページ…」 私がガラガラと教室の戸を開けると一瞬にして静まり返った そして数秒後 ひそひそと女の子が話しているのが耳に入った 男子はみんな笑いを必死でこらえていた そんなに転校生がおもしろいのか? 「あら、おはよう」 「おはようございます」 先生は平然としていた 「えーっと、68ページから読んでくれる人」 先生は何もなかったかのように授業を続けた 怒りもしない 声をかけようとしない