唯翔の周りには、女子はいなくて、私の不安も一気に吹き飛んだ。 「唯翔」 「ん?」 「何でもない」 「なんだよ」 「放課後に言うから」 「あぁ」 放課後のために今日の授業を全力で受けた。 途中の間の休みで女子がちらほら来た時はあったんだけど・・・ 唯翔が追い出してくれた。 その中には、唯翔に告白していた 山野芽衣ちゃんもいた。 でも、追い出してた。 すごく安心した。 別に唯翔を信じていない訳じゃないけど・・・ 何故か不安になるの。