「あったあった」
郁人と別れて早速もらった給料を手に雑貨屋さんへ。
目的のものがあってついに!!と顔がほころぶ。
郁人にすごい似合うものを見つけて、絶対これだって思ったんだ。
「あれっ、彩香!」
えっと思って振り向くと、翔が立っていた。
「翔!なにしてるの?」
「歩いてたら彩香が見えたからさ。運命だな」
なんて笑いながら言う翔だけど、今はもう冗談だとわかってる。
むしろ、好きだって言った頃はこういうことは冗談でも言ってなかったし。
「桜苗に怒られるよー」
いまは翔と桜苗が順調だってわかってる。
「大丈夫だよ。理解あるから」
「理解ってなにー。なんか遊び人と付き合う彼女みたいに聞こえるけど」
「バカ、そういう事じゃねぇよ」
わかってるけど、さっきの言い方だとそんなふうにしか聞こえない。
翔がそんなことは出来ないこともよく知っている。
郁人と別れて早速もらった給料を手に雑貨屋さんへ。
目的のものがあってついに!!と顔がほころぶ。
郁人にすごい似合うものを見つけて、絶対これだって思ったんだ。
「あれっ、彩香!」
えっと思って振り向くと、翔が立っていた。
「翔!なにしてるの?」
「歩いてたら彩香が見えたからさ。運命だな」
なんて笑いながら言う翔だけど、今はもう冗談だとわかってる。
むしろ、好きだって言った頃はこういうことは冗談でも言ってなかったし。
「桜苗に怒られるよー」
いまは翔と桜苗が順調だってわかってる。
「大丈夫だよ。理解あるから」
「理解ってなにー。なんか遊び人と付き合う彼女みたいに聞こえるけど」
「バカ、そういう事じゃねぇよ」
わかってるけど、さっきの言い方だとそんなふうにしか聞こえない。
翔がそんなことは出来ないこともよく知っている。