「虚しい……」



 急に疲れて、私は机に突っ伏した。
 それでも気持ちがおさまらなくて、普段は禁止されてるベランダに出る。



 さすがに寒い。



 私は手に持ったままだった、ビニール袋に入った唐揚げを持ち上げる。



「あなたのこと、嫌いになりそう」



 そういいながら、1口。



「やっぱり美味しい」