混乱するあたしに、ハルキは聞く。 「どこか、休めるところ行くぞ?」 「はぁ?」 休めるところ。 それってまさか…… 「ちょっと待って!」 あたしは焦る。 ハルキとそんな関係になることを望んでいたのに、現実になるとすごく怖い。 「あたし! ハルキのこと、何も知らない。 ハルキって名前も本名か分からないほどしか!!」 「……そうか」