やっぱり、遥希は仕事があると出ていった。 やり残した仕事は終わらせないといけないと言って。 仕事を全て終わらせた時、遥希は引退を選ぶのか。 ……そんなことはいけない! そう思っても、やっぱり遥希と別れたくなくて。 まだ遥希の温もりが残るあたしの身体を、ぎゅっと抱きしめた。 運命は残酷だ。 あたしは今後、どうすればいいんだろう。