深夜のファミレスで…… あたしは、向かいの席に座る二人を見た。 二人は気まずそうにあたしを見るものの、肩を寄せ合って寄り添っている。 あたしは邪魔者だ。 そんな空気をひしひしと感じた。 それでも何とか正気を保ち、彼に言う。 「なんで……」 あたしの声は醜く震えていた。 負け犬の遠吠え、その文字がぴったりなほど。 「あたし……本気だったのに」