「美咲は俺の家、好きに使えばいい。

俺は疲れたら帰って、お前に癒してもらうから」



「うん……」



「今日のは前哨戦だ。

次からは寝かせねぇから。

一晩中抱きしめてやる」



「……馬鹿」





あたしは初めて自分から、遥希に唇を重ねていた。

そして、甘い甘い口付けを交わす。

抱かれたばかりなのに、再び身体が熱く疼いた。