「だから、カフェの店員です」
と言うと、
「……ほんとのこと言わないのなら、総務に行って、あんたは支社長の愛人だって触れ回ってくるわよ」
サグラダ・ファミリアちゃんが、秋月さん、と止めてくれている。
何故、総務、と思いながら、
「いや、ほんとに関係ないんです。
私、……支社長とのお見合い話をお会いする前に断ったんです。
そしたら、それが支社長の逆鱗に触れたみたいで」
と語ると、成田が、
「まあ、プライドの高い奴だからね」
と言う。
「支社長のお友だちなんだったっけ?
仲悪いの? この二人?」
と秋月が訊いてくる。
いや、そう悪くもない気がするのだが。
なんだかんだで、海里が好きなものも知っていたではないか、と思う。
「まあ、いいや。
さあ、食べなさい。
支社長夫人」
と秋月が今来た皿をあまりの前に置く。
だから、断ったんですってば、と苦笑いしながら、あまりは、目の前に置かれた紅芯大根とホタテのカルパッチョを口にした。
と言うと、
「……ほんとのこと言わないのなら、総務に行って、あんたは支社長の愛人だって触れ回ってくるわよ」
サグラダ・ファミリアちゃんが、秋月さん、と止めてくれている。
何故、総務、と思いながら、
「いや、ほんとに関係ないんです。
私、……支社長とのお見合い話をお会いする前に断ったんです。
そしたら、それが支社長の逆鱗に触れたみたいで」
と語ると、成田が、
「まあ、プライドの高い奴だからね」
と言う。
「支社長のお友だちなんだったっけ?
仲悪いの? この二人?」
と秋月が訊いてくる。
いや、そう悪くもない気がするのだが。
なんだかんだで、海里が好きなものも知っていたではないか、と思う。
「まあ、いいや。
さあ、食べなさい。
支社長夫人」
と秋月が今来た皿をあまりの前に置く。
だから、断ったんですってば、と苦笑いしながら、あまりは、目の前に置かれた紅芯大根とホタテのカルパッチョを口にした。



