あ、ああ、どうもどうも海里くん、と今は支社長の海里に向かい、室長は言っていた。
起きているのか、本当に……。
海里が出て行ったあとで、塩を撒いてやろうかな、と思っていると、秋月が近づいてきて、ポン、と肩を叩く。
「なになに。
貴女、支社長のなんなの?
おかしいと思ってたのよ。
わざわざカフェから店員呼ぶなんて。
支社長は福利厚生の一環として、社食以外にも食事の販売をしてみるとか言ってたみたいだけど」
とにやりと笑う。
「ねえ、ファミちゃん」
と言うと、また桜田は、無言で、コクコク頷いていたが、興味津々という顔をしていた。
「支社長と貴女、どういう関係?」
と訊かれ、あまりは慌てて答える。
「ししし、知りませんっ。
あんな人っ。
見たこともないですっ。
知らない人ですっ」
と思わず、言ってしまい、
「いや……うちの支社長よね」
と冷静に言い返された。
起きているのか、本当に……。
海里が出て行ったあとで、塩を撒いてやろうかな、と思っていると、秋月が近づいてきて、ポン、と肩を叩く。
「なになに。
貴女、支社長のなんなの?
おかしいと思ってたのよ。
わざわざカフェから店員呼ぶなんて。
支社長は福利厚生の一環として、社食以外にも食事の販売をしてみるとか言ってたみたいだけど」
とにやりと笑う。
「ねえ、ファミちゃん」
と言うと、また桜田は、無言で、コクコク頷いていたが、興味津々という顔をしていた。
「支社長と貴女、どういう関係?」
と訊かれ、あまりは慌てて答える。
「ししし、知りませんっ。
あんな人っ。
見たこともないですっ。
知らない人ですっ」
と思わず、言ってしまい、
「いや……うちの支社長よね」
と冷静に言い返された。



