「もしそうだとしてもさぁ、新堂くんは知らないわけでしょ?
それにあの幻みたいな先生もいるわけだし?」
ま、幻……。確かにゆり先生は中々あの部屋から出ては来ないけれども。
「確かにそうだけど…そもそも2人になる理由がない」
「それ本気で言ってたら新堂くんの可哀想なことよ……」
ぐ、と押し黙る。
新堂くんのことは……。あたしも学習したし、大体察し、みたいなものはつくけど。
それで勘違いだった時の恥ずかしさが尋常じゃないじゃない??
それに、新堂くんはあたしを騙すようなことはしないと思うし。
「昼休み、楽しみだね〜」
また呑気にヘラヘラ笑う理彩に、あたしはため息を吐いた後。
「昼休みは本棚の整理!!それ以外のことなんてないから!!!」



