【完】金曜日は、八神くんのモノ




「もしそうだとしてもさぁ、新堂くんは知らないわけでしょ?
それにあの幻みたいな先生もいるわけだし?」

ま、幻……。確かにゆり先生は中々あの部屋から出ては来ないけれども。



「確かにそうだけど…そもそも2人になる理由がない」

「それ本気で言ってたら新堂くんの可哀想なことよ……」


ぐ、と押し黙る。

新堂くんのことは……。あたしも学習したし、大体察し、みたいなものはつくけど。

それで勘違いだった時の恥ずかしさが尋常じゃないじゃない??


それに、新堂くんはあたしを騙すようなことはしないと思うし。

「昼休み、楽しみだね〜」


また呑気にヘラヘラ笑う理彩に、あたしはため息を吐いた後。



「昼休みは本棚の整理!!それ以外のことなんてないから!!!」