恋をする、その先に…


そんな時に
“ある人物”が現れた――



「ヒメ…」


「え…お父さん…?」



外国にいるはずの
ヒメの父親。(初登場)


外国にいるため
なかなか帰ってくる事は
出来ないため
彼女が日本に来てから
1日置きくらいで
常にメールのやり取りをしていたが
突然、ヒメの働く会社に現れた。


受付で来ている事を聞いたヒメは
何事かと急いで来たのだ。



「どうしたの?
 連絡もしないで急に…」


「いや…
 たまには娘の顔を見ようかとな」


「顔を見るって…
日本に来るのも大変なんじゃ…」



『気にするな』と
あまり多く語らず
ロビーのソファに腰掛けた。
近くにはキャリーバッグ。



「どこに泊まるの?」


「決めてはないけど
 どこかホテルにでも泊まるよ」


「うん…
 とりあえずアタシは仕事に戻るけど…」


「あ、じゃあ
 せめて社長さんに挨拶させて」



何をしに来たのかも
イマイチわからないのに
ココに来てナツメに会いたいと言われ
ヒメは困惑。
来客でもないのに自分の一存で
勝手に会わせていいのかと。



「社長は忙しいんだよ?
 会えないと思うよ?」