DeTeCtIvE KASHIMA ~華島・望月合同合宿連続殺人事件~

扉をくぐると、廊下などはなく、直接一つの部屋が現れた。

その中には……。

「……ももかさん……」

刺殺された桃花さんの遺体と、桃花さんを刺したであろう刃物が落ちていた。

「桃花さん……っ!」

夢希が小さく叫ぶ。

「夢希、大丈夫か?無理なら階段で待ってろ?」

海が夢希に言った。

また今すぐにこの部屋から出たら遺体が消えるかもしれない。

だからその間に俺は、桃花さんの脈を確認する。

さっきまで生きていたんだ。

もしかしたら生きてるかも、という期待を胸に。

でも、脈はなかった。

辺りは地下室と同じ血の海…。

「大丈夫……。……桃花さん…さっきまで生きていたのに……っっ」

さっきまで生きていた……。

さっきまで生きていた……?

なら犯人はどうやって逃げた?

「この部屋……広いな…。二人とも、扉が他にないか探してくれ。犯人はそこから逃げたはずだ」