DeTeCtIvE KASHIMA ~華島・望月合同合宿連続殺人事件~

「……最っ低…」

「最低で結構。私はそういう人生を生きてきてるの」

ありえない。

「……もういい。勝手に言ってろ。それと、俺らはお前たちに捜査協力はしないから」

人の死をなんとも思わない冷血な人間に探偵の資格はない。

「それより、桃花は大丈夫なの……?」

「そうだ!俺は何で後を追わなかったんだ!桃花さんを探しに行こう!危険だ!!」

こころさんの一言で弾かれるように立ち上がる俺。

「翔耀が行くなら私たちも行こう!海、行くよ!」

夢希と海が俺の後に続いて食堂を出る。

「とりあえず桃花さんの部屋に……」

そう言って女子のフロアに直結しているエレベーターに乗り込もうとしたその時。

「キャァァァァァァァァァァ!!!!」

遠くの方で叫び声がした。

聞こえるか聞こえないかくらいの小さな叫び声。

「桃花さんの声だ!」

「こっちだ!!」

海が声のした方をたどって走る。

螺旋階段に入る。

「上かな?下かな?」

迷ってると、まるで居場所を知らせてるかのように叫び声が再びあがった。

「上だ!早くいくぞ!」

叫び声が聞こえるってことはまだ生きている!

「助けてッ!誰か!殺される─!!」

声は確実に近づいてきている。

「イヤァァァァァァ!!」

その叫びで場所を特定できた海は、一つの隠し扉を開けた。