DeTeCtIvE KASHIMA ~華島・望月合同合宿連続殺人事件~

「そりゃ、こっちだって疑いたくないですよ。ただ生徒たちと山田先生には反抗は不可能なんですから。それは俺たちが証明します」

「……失礼ですけど、アリバイはありますか?」

海が冷静に尋ねる。

「俺は自分の部屋にいた」

「証明できる人は?」

「いない」

渡部先生の容疑は晴れないか……。

「松尾先生は?」

視線を松尾先生に向ける。

「私は…夕食を作ってたわ」

「証明できる人は?」

「一人で作ってるからいないけど、作ってるっていう証拠はある。調理室に完成した品もあるから」

……それだけじゃ完璧なアリバイとは言えない。

もともと作っておくことだってできるから。

「望月さんは……?」

正直、望月さんはご高齢だし、忍さんを殺せるとは思えないけど、万が一を考えておくしかない。

「渡部先生と同じく、部屋に一人でいましたよ。むろん、証明できる人間はおらん」

……容疑者は絞れないな。