DeTeCtIvE KASHIMA ~華島・望月合同合宿連続殺人事件~

「遺体が……消えた…」

どういうことだ……?

花織たちが見間違えるわけがない。

「たしかに私たちは見たよね……?絶対…見たよね……?忍さんの……」

星奈が自分に言い聞かせるかのように言った。

「あぁ。間違いない。俺たちは見た」

父さんに重なる忍さんの遺体を……。

「ん……」

夢希が目覚めたようで、上半身を起こしてキョロキョロしてる。

「大丈夫か?夢希」

大丈夫なわけないか…。

「……私はなんとか…。でも……忍さんが……っ」

「いや……。忍さんの遺体は消えた…。何が起きてるかわからない」

「でも、間違いなく忍さんは……」

亡くなってた。

「今花織と凌平が地下室を調べてる。その結果を待とう……」

─バタン!

音を立てて大広間の扉を開けて入ってきたのは山田先生、松尾先生、渡部先生、望月さんの四人。

「お前たち、道森の話聞いてたよな??」

もちろん、遺体喪失のことだ。

「聞きました。今は二人の連絡待ちです。……それより…」

疑いたくないけど……。

「容疑者は松尾先生、渡部先生、望月さんです」

海が遠慮せずに、俺が言いたかったことを言ってくれた。

「そんなこと言いたくないけどね。私たち生徒と山田先生には〝授業中〟という立派なアリバイがあるから」

星奈が続ける。

「……もちろん、外部犯って可能性もありますけど、残念ながらここと向こう岸とを繋ぐ橋は落ちているので、99.9%あり得ません」

夢希も、立ち直った様子で容疑者の3人を見つめる。

「君たちは教師を疑うって言うのか?」

渡部先生が食ってかかる。