DeTeCtIvE KASHIMA ~華島・望月合同合宿連続殺人事件~

「うるさいわね。じゃああなたは解けるのかしら?」

「いちいち食い下がらなくていいから」

花織と海の間に不穏な空気が流れる。

「まぁまぁ、仲良くしようよ!とりあえず、絵の方の暗合解こう?」

桃花さんがその場を収めてなんとかなったけど、海と花織の間は火花が散ってる。

「シーサーに濁点がついてる絵と線路の絵の間は結構開いてるのに、線路とフェンスの絵の間は狭いと思わない?」

楓が言った。

「言われてみればそうかも!」

「楓やるぅ!」

星奈と夢希が空気を明るくしてくれる。

「シーザーで一単語だろ?線路とフェンスで一単語、鏡で一単語っていう3単語の暗合じゃないか?」

忍さんの言う通り、フェンスと鏡の絵の間も結構開いてるから、そう考えるのが無難。

「この絵の暗合が示す答えが、暗合の解き方だとするなら、一単語目のシーザーの意味は説明がつく」

俺の言葉に、凌平と花織が頷いた。

「もしこの暗合が示すものがアルファベットの羅列の暗合を解く方法だとするなら、シーサーに濁点が示すものは〝シーザー暗合〟だ」

「シーザー暗合?」

星奈の問いに答えたのは凌平。

「英語、またはローマ字の文章を何文字か後ろ、または前かの文字に置き換えて解く暗合のことだ」

その説明に、花織が付け足す。

「例えば、carと言う単語。一文字後ろの文字に置き換えるという法則があるとしたらdbsになるわ」

ただ厄介なのはその法則を自分で見つけないといけないということだ。