─食堂
ムダに広いテーブルに10人で座る。
「いただきまーす」
美味しそうなメニューだったから、あっという間に完食。
「美味しかったね!」
夢希が言った。
「そうかしら。うちのご飯の方が何十倍も美味しいわ。こんな庶民みたいなご飯─」
「文句言うなよ。どっかのお嬢様かもしんねぇけどさぁ」
花織の文句に海が半ギレ。
「花織の言うことが正しいと思うけどなー。庶民みたいなご飯食べてらんねぇわ」
凌平が言う。
「はっ?そうやって場の空気乱すのやめろよ」
海が対抗した。
「事実を述べたまでだ」
「ふざけんなよ」
海と凌平のやり取りに、周辺の空気が凍る。
「ま、まぁまぁ、海。そうキレないで」
星奈が慌ててたしなめる。
花織もムカつくやつだけど、凌平もかよ。
二人とも美男美女のくせにもったいねぇな。
「この班で活動するの嫌なんだけど」
突如夢希が言った。
「自己チューばっかで楽しくないもん」
と。



