DeTeCtIvE KASHIMA ~華島・望月合同合宿連続殺人事件~

「食堂は基本的に朝昼晩の三回しか開いてないから忍び込んでお菓子とか食べないよーに!」

食堂は、ハリーポッ〇ーのような長テーブルが5本。

単純計算で1つのテーブルに10人だけど、10人だけじゃ絶対余りまくる。

「えーっとじゃあ多目的ルームで始めの挨拶とかするからついてこい」

多目的ルームもこのフロアにあった。

他より少し重そうなガラス扉をガラガラと開けると、中には望月探偵事務所の人たちが、用意されたパイプ椅子に座って待っていた。

多目的ルームというより、体育館って感じの部屋だ。

「適当に椅子に座れー!」

俺と海は隣同士に座る。

「あとは女子が来るのを待つだけだ」

先生がそう言った。

「ねぇ……。白石翔耀さんと前野海さんですよね?」

隣に座っていた望月の女子が声をかけてきた。

「あ……。道森花織さん?」

海が真っ先に反応した。

「そうです。お二人とも華中内では成績トップだと伺いましたが…。失礼ですが、実際に事件を捜査したことはおありですか?」

敬語で控えめに喋ってるようで、目は明らかに見下している目だ。

「ないですけど」

「ふーん……。それほど私たちが意識すべきライバルでもなさそうですね」

はっ?

ムカつく言い方だな。

「てか、私〝たち〟って?」

「桜田凌平のことですが、ご存知ないですか?」

あぁ。

「知ってるけど」

……ムカつくな。

海をチラリと見ると、イラついてるのがわかる。

「まぁ、望月のトップと、華中のトップ……。トップ同士仲良くしましょう?」

やんわりした声なのにトゲが感じられる。

「……いいけど」

顔は広い方が得だ。

ムカつくけど仲良くしよう。

「私のことは花織って呼んでいただいて結構です。凌平のことも凌平と呼んでください」

道森…花織と話をした数分後に女子も到着した。