街が赤く染まる頃。ー雨 後 晴ー




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で、結局今日もタコライス。
俺らどんだけ好きなんだよって。


「明日はクラスで戦争系回るんだよね~」


「明後日はついに1日自由行動だな!」


「そのあとは民宿だしね。」


「楽しみだな!」


と、今日も智樹と心優が元気だ。


「そういえばさっき、二人ともどこに行ってたの?」


やっぱりこの班だと青木だけが一人冷静。


「あー、土産物見に。
俺と心優はアイス食べ終んの早くて。」


「へぇ、そうなんだ。」


本当はベンチに座って話してただけだけど。
お前らを二人っきりするために、何て言えないわ。


「ん、そうだ。
さっき大翔といったお土産やさんでいいの見つけたんだ~」


心優はそういって紅いもタルトつきのリュックを取った。けど


「え、なにそのキーホルダー。」


当たり前だけど智樹に突っ込まれる。
なんてったって存在感がすごいから。


「あぁ、これもその時買ったの!
大翔も同じのついてるよ~」


「へーー…」


……なんだよ、そのなんか言いたそうな顔。
なんでそんな顔をして俺を見てんだよ。


「あったあった、これ。
二人にあげる。」


「もしかしてこれも紅いもタルト?」


「ううん、そっちは違うのだけどね」


と、とりあえず小さな袋を心優は青木に手渡し、青木はすぐに中を覗いてから、袋に手を突っ込んだ。


「……シーサー?」


「うん。
二人お揃い~」


「…こっちも存在感がすげぇな。」


「めっちゃ沖縄楽しんでる班だろ、これ。」


「せっかくの修学旅行だもん。
ね、二人もつけてよ!」


心優がそういうと、青木が自分のリュックに口が閉じた方をつけ始めたから
智樹も口が開いたほうをリュックに取り付けた。


……まじで、この班は沖縄を楽しんでる。
なんなんだ、この存在感。