街が赤く染まる頃。ー雨 後 晴ー




それからというもの
俺らの班はがっつり担任の監視下に置かれ、怒られてばっかで、ついに担任も智樹のアホ加減に限界が来たのか笑っちゃってて

結局、みんなでアイスまで食べてしまう始末。


なんなんだ、このクラスは。



「大翔大翔大翔」


「ちょ、なんだよ」


そんな超平和にアイスを食べてた俺の腕を、また心優が引っ張る。
俺のアイスが落ちるじゃねーかよ…


「このあとね、30分だけ自由行動なんだって。
今先生から聞いてきた。

ね、あっち行かない?」


「あっち?なんで?」


「だから!智樹と青木さんを二人きりにするために先に私たちが隠れるの。」


あぁ、なるほど。
もうすっかり忘れてた。


「後ろ、見てみなよ。」


心優にそう言われ、後ろを振り向くと青木と智樹がすげー楽しそうに笑ってて
完全に二人の世界だった。


「ね、だから早く食べ終わって。」


「ほい。」


言われるがまま、食べてたアイスを口に頬張って、智樹たちに気づかれないようにさりげなーく、心優と一緒にこいつらとはぐれることにした。