街が赤く染まる頃。ー雨 後 晴ー




「……つーか、心優はどうなったんだよ」


「だって大翔のこと好きじゃ諦めるしかないじゃん?」


「好きなら振らねーだろ。アホか。」


「あ、別れたんだったな。忘れてたわ。」


……なんなんだよ、こいつ。くそか。
人の傷えぐりやがって。


「なんかでも別れても仲良いからいいよな。」


「……それだけ本気じゃなかったってことだろ」


「え?声小さくて聞こえねーよ。」


「なんでもねーよ。」


所詮、そんなもん。
たったそれだけのことなんだよ。


「でも、今度は別れても適当に女捕まえないんだな。」


「……まぁな。」


そんなことしたら、心優にまた軽蔑されるから。

安易に女抱いて、それで妊娠なんかしたら傷つくのは女だから。


心優の話を聞いたらもう、俺は適当に女を抱けなくなった。


「大翔も真面目になったな~」


「るせぇよ。」