「━━あ!」
……っなんだよ!
「大翔大翔!見てこれ!」
「……なに?
って、ペアのキーホルダー…」
「ね、これ青木さんと智樹にプレゼントしない?」
「え、これぇ?
もっといいやつのがよくねぇ?
シーサーじゃん。守り神かよ。」
「このくらいがちょうどいいんじゃん。
意識し過ぎなくてさ。
女の子は付き合ってない男子といきなりがっつりペアなんて抵抗あるし。」
「へぇー、そういうもんか。」
つっても男も好きでもない女とペアなんかぜってー無理だしな。
「ま、いいんじゃん?
智樹も喜ぶだろうし。」
「ほんと?智樹ってお揃いとか好きなのかな。」
「まー、あいつは彼女いたこともないし、よくわかんねーんだけどな。
ただあいつはそういう憧れは強いし、いいとは思うけどな。
俺と前の彼女がお揃い持ってんのも『いいなー』とか言ってたしな。」
「…へぇ、そっか。
じゃあこれにしよーっと。」
心優はそういって、シーサーのキーホルダーをレジへ持っていった。
そんな後ろ姿を見送って、俺もキーホルダーの棚をくるくると回して、面白いものをみつけてしまった。
「ごめん、大翔おまたせ!」
「わり。
俺ちょいこの灰皿買ってくるわ。
バイト先用にな。」
「あぁ、うん。わかった。」


