街が赤く染まる頃。ー雨 後 晴ー




━━で、無事バイト先の土産も買えた、けど。


「心優は?なんにも買わねーの?」


「んー?だって買う人もいないしね。」


「……あれは?大智くん。」


「え?え、なんで名前…」


「……さぁ?なんでだろうなぁ」


そういや心優とあいつ、あのあとどうなったんだろ。

…ま、お互い好き同士だし付き合ってるか、付き合わなくても今後そうなるだろうし


━━俺の出る幕なし、だな。


「……大智とは、もう会わないから。」


「・・・え!?」


え、なんで?え?
そのために会ってたんじゃねーの?え?


「ふふ、そんなに驚くこと?」


「え、でもじゃあなんであの日に…」


待ち合わせしてまで会ってたんだよ…


「まぁ…私なりのケジメ、かな。」


「……ケジメ?」


って、過去のことにケジメつけたっつーこと?

なんだよ、意味わかんねーな。


「……あのさ、智樹って告白するのかな」


「さぁ?
わかんねーな、それは。
あいつ、度胸もねーしな。」


「じゃあさ、協力してあげようよ。
私たちで。」


「……はぁ?
俺らが?どうやって?」


「なるべく二人っきりにしてあげる、とか。」


「二人っきり、ねぇ…」


……ってことは?
自動的に俺と心優が二人きり?

それはありだな……


「━━よし、のった。」


きっとこの機会を逃したら
もう心優と外では会えない。

だったら、今だけでも……