街が赤く染まる頃。ー雨 後 晴ー




それから狙ってた店でタコライスを食べ、お土産を見に出掛けた。

ま、ここらへんは南高のやつらもたくさんいるし、恐らく他の学校の修学旅行生らしきやつらもいて、かなり賑わっていた。


「青木ちゃん、仁科ちゃん!
ここはキャッチが多いらしいから、俺らから離れないでね!」


「はは、うん。わかった。」



━━で、結局智樹は青木の横に、俺は心優の横を歩くことになった。



「あ、かわいー。」


そう歩いてても、どうしてもバラけてしまうから
俺は自然と心優と二人、買い物をすることになるし。

なんなんだよ。智樹なりの思いやり?


……なんでもいいけど、ありがたいわ。



「大翔はバイト先に買ってくの?」


「まぁ、そりゃな。
無難に菓子かな~、やっぱ。」



「あ、あっちに紅イモタルトのお店あったよ。
智樹たち見つけたら行ってみようよ。」


「……別に、二人で行ってもいいんじゃねぇ?」


「え、でも…」


「智樹には連絡しとくし。
行こ。」


なんていって、さりげなーく…
本当に、さりげなーーく心優の手首を掴んでみた。

本当は手がよかったけど…そこまではできないチキンだったようだ、俺は。