冬恋~さいごの贈り物~



【莉玖翔side】



俺の名前は得田 莉玖翔。


元気で明るい空羽と

さりげなくかっこいい海叶と

そんな海叶と幼馴染の奏穂と

ドジっ子の芽依ちゃん。


中学1年生の時に出会った4人は今となってはかけがえのない親友で。


失いたくない友達。


コミュニケーション能力があまりなかった俺に最初に声をかけてくれたのは海叶だった。



──────────『俺、室沢 海叶っていうんだ。よろしく。お前は?』



あの時はすごく緊張してたから…本当に助かった。


その後、幼馴染だと奏穂を紹介され、たまたま席が隣だった空羽と、奏穂に一目惚れしたらしい芽依ちゃんが加わって、気づいたら5人でいた…という感じ。


特に幼馴染の2人は仲が良くて。


俺たち3人はよくおいてけぼりにされる…(笑)


けど、だからといって嫌になるわけでもないし、俺たちは2人の事をよく理解してるつもりだし。


5人でいることに変わりはない。



今は高校1年生。出会って3年が経過した。


特に目立った喧嘩や揉め事もなく、カラオケに行ったり、買い物に行ったり、旅行みたいな事をしたり。


5人で沢山の思い出を重ねてきた。


高校だって皆と一緒がよかったから合わせた。


もともと海叶と奏穂が決めてた志望校と空羽の考えてた志望校が同じで。


それを聞いた芽依ちゃんも、別に行きたいとこないから♪といって志望校を合わせた。