「でも…。本当に平気?」
「大丈夫大丈夫。だから行ってきなさい」
「…うん、ありがとうっ」
おじさんの言葉に甘え、俺は奏穂と貝拾いを始めた。
「海叶、この貝見て。星の形してる」
「すげーな。こっちにもおもしれーのあったぞ。…ほら」
「本当だっ。宇宙人みたいだね…(笑)」
「あっちにも色々あったよ。…はい、これ奏穂の分」
二人で仲良く貝を探していると、先に貝拾いを始めてた空叶がおそらく奏穂用であろう容器を持ってきた。
「うわぁ、沢山あるね。ありがと、空叶」
「いーよ、別に。一人分だろーと、二人分だろーとあまり変わんないから」
「空叶もこっちで一緒に探さない?」
「…分かった。ちょっと待ってて」
自分の容器を取りに行った空叶もまじえ、貝拾い再開。
──────────カシャ
すると後ろからシャッター音が聞こえた。
驚いた俺たちが後ろを向くと、そこではおばさんがカメラを構えてて。
「ちょっとお母さん…急に取らないでよ…。びっくりするから」
「いいじゃな~い。3人ともいい表情してたから♪」
写真嫌いな空叶は少し不満そうだけど。
見せてもらった写真には、たしかに仲良く貝を探す俺たちの楽しそうな表情がカメラに納まっていた。
「それより皆、満足したら戻っておいで。お肉、焼けそうだから!」
おばさんの言葉に親父たちの方を見ると
「奏穂ちゃーん、海叶ー、空叶ー!肉やけるぞぉ~」



