辛い辛い過去を経験した美人で少しドジっ子の芽依。
小3ながらに深い孤独を味わってきた元気で明るい空羽。
誰よりも大人でいつもあたしたちを優先する優しい莉玖翔。
そして…誰よりも近くでずっとあたしを支え続けてくれたかっこよすぎる海叶。
ねぇ…皆の瞳にはこの花火が一体どんな風に映ってる─────?
きっとそれぞれに思いは違う。
だけどこの無数に輝く花火はどんな形でも綺麗な事に変わりはない。
あたしの頬をツーっと1粒の涙が伝った。
花火ってどうしてこんなに綺麗なんだろう。
一年に一度しか見られない特別なものだから?
それとも大切な仲間と、大好きなキミと一緒に見上げているから?
楽しい事ばかりじゃない。だけど、それでも。
この時間が、5人で過ごす日々が、
これからもずっと続きますように──────────
あたしは静かに涙を流しながら1人、そう願った。
美しいから儚いのか…
はたまた、儚いから美しいのか…
夏の夜空に咲く大きな花はまるであたしたちの想いを写す鏡のように
刹那に散っていった───────────────



