冬恋~さいごの贈り物~




あれから3年の月日が経って私たちは今ここにいる。


過去に何があったって、どんな過ちを犯していたって


''今''


が私たちの全てで。








決して当たり前じゃない''日常''─────────






全てを明かした今日ここから、もう一度始めよう。


こんな私を受け止めてくれた優しい彼らともう一度。


今度こそ確かな友情を手に入れる為に。



「江藤、芽依です…っ!よろしく、お願いします…っ……!」



二度と、同じ間違いを犯さないように。



「芽依、泣きすぎだよ~…」



「だって、皆が優しいから…っ」



「うん…そうだね」



「うぅ…。私みんなと出会えて…友達になれて、本当によかった…っ」



今なら胸をはってそう言える。


今度こそ見失わないようにしよう。



















─────────かけがえのない''友情''を。



















「…じゃ、帰るか。そろそろ帰んねーと家の人、心配すんだろ」



「そーだね!俺も緋里姉ちゃん待たせてるしっ‼」



空羽は今、緋里さんの所でお世話になっているらしい。



「じゃーね!」



「奏穂!少しいい…?」



皆がそれぞれに散っていく中、私は奏穂を呼び止めた。



「うん、いいよ。どうかした?」



「じゃあ俺、少し先の交差点で待ってるから」



「先帰っててもいいよ?」



「1人じゃ危ねーだろ?いいから行って来いよ」



「ごめんね、かい。少しだけだから!」



「おう」



かいが見えなくなると私はもう一度、奏穂に頭を下げた。



「もういいよって奏穂はきっとそう言うだろうけど…今回の事、本当にごめんなさい!無視したり…沢山傷つけちゃったよね…!」



「何かと思えば…芽依、顔上げてよ」



奏穂の声にしぶしぶ頭をあげる。