姫、私は誓います。

「飯、食ってこい」

病み上がりでもお腹が空いたと騒ぐロビンさんを食堂に連れていくよう、ランとロンマニーさんに伝えるルーク。でも、ロンマニーさんは姫が心配で仕方がないようだ。ロンマニーさんの顔は不安で満ち足りた表情をしていた。

「姫様は私共で見ております。行ってきてください」

ロビンさんに腕を引かれ、渋々足を動かすロンマニーさんは正直見ていられなかった。初めて心を許し、唯一甘えられる存在が生死をさ迷っている時に食事なんか喉も通らない。悲しみや不安が全身から滲み出ている。

「大丈夫か、クラウド」

「えぇ、まぁ。ただロンマニーさんが少し心配です」

「仲間の死目にあうのは初めてなんだろ」