神崎姫花?あれ?どっかで聞いたことあるような……


私がずっと考えている間に姫花の下っ端へのあいさつが終わっていた。


そして、幹部室に戻ってきていた。


幹部のみんなは姫花につきっきり。ずーっとくっついてる。


私なんかいないみたいに。空気みたいに。


いつのまにか時はたち、夕方になっていた。


「あ、さくらいたんだ。もう帰っていーよ。」


は?なにその私は必要ないみたいな言い方。


いや、必要ないのはわかってるけどさ、言い方かんがえよーよ。


そして私は見てしまった。


その時姫花が不気味な笑みをうかべているのを。


私はとても嫌な予感がした。