朱音は、ため息をついた。
影山のような老人をいじめても何もならない。
「もう、こちらに見えていらっしゃいますが、いかがいたしますか?」
「通していいよ」
「かしこまりました」
影山が元気なく答える。
「面談か……」
どうするんだっけ?
朱音は、春妃から渡されたファイルをパラパラとめくった。
書類の文字がなにも頭に入ってこない。
営業職とか、技術職とか。
これまでしてきたことに関わる仕事なら、質問しようがあった。
コンピューターだなんて。
しかも工事に関係ない、事務方の人材の善し悪しなんてどうやって見極めるのか。
だいたい、社長である自分がどうして人事の事なんかに首を突っ込むのだ?
朱音は、頭を軽く振った。
ダメだ。
余計にめまいがする。
この件は、春妃と事務方、担当役員の川崎専務の二人で話し合えばいい。
何度もそう言ったのに。
私は、関係ないと。
何度もそう言ったのに、川崎に押し切られてしまった。
影山のような老人をいじめても何もならない。
「もう、こちらに見えていらっしゃいますが、いかがいたしますか?」
「通していいよ」
「かしこまりました」
影山が元気なく答える。
「面談か……」
どうするんだっけ?
朱音は、春妃から渡されたファイルをパラパラとめくった。
書類の文字がなにも頭に入ってこない。
営業職とか、技術職とか。
これまでしてきたことに関わる仕事なら、質問しようがあった。
コンピューターだなんて。
しかも工事に関係ない、事務方の人材の善し悪しなんてどうやって見極めるのか。
だいたい、社長である自分がどうして人事の事なんかに首を突っ込むのだ?
朱音は、頭を軽く振った。
ダメだ。
余計にめまいがする。
この件は、春妃と事務方、担当役員の川崎専務の二人で話し合えばいい。
何度もそう言ったのに。
私は、関係ないと。
何度もそう言ったのに、川崎に押し切られてしまった。


