俺は刑事なりたかった。 父さんやなず姉も刑事というのもあるけど、俺は幼い頃から父さんの刑事としての背中に憧れていて。 殺人者を減らしたい想いも父さん達の姿を見るたびに強くなっていった。 だから、絶対刑事になって、父さん達と同じ場所に立つのが俺の夢だ。 瞼を閉じてそんなことを考えているうちに意識が遠くなり、眠りへと落ちていった。