近づいてくる、人生の終わり 「ねぇ、蒼生……」 「んー?」 「…もし、さ、私が、居なくなったらどうする?」 私がそう言った瞬間、目を見開いて立ち上がった。 明らかに動揺してるよ 「な、に…言ってんの?居なくなるわけねぇじゃん!」 「あ、蒼生…落ち着いて?」 「落ち着けねぇよ!いくら冗談でもなぁ!言っていいことと悪いことがあんだろ!?」 こんなに感情をあらわにする蒼生は珍しかった。