電話を勝手に切った



「ごめんね、蒼生……」



多分おかしいことに気づくよね、蒼生だから。



そして、弥南海さんと先生の元へ戻る



「ごめんなさい、ありがとう」


「ん。じゃあ、書類かな?これ、書いててもらえる?」



「はい」



〝入院手続き〟


___「俺も一人にしないから、美愛も俺のこと一人にすんなよ!」



奏空、もう奏空には大切な人ができたんだよね?



___「離れんな!」



奏空……っ!うっ……



「美愛ちゃん!?」



やっぱり奏空が好きなんだよ、ねえ奏空



「なんで泣いてるの?」



奏空……もう、私たちは違う道を歩いてるんだね…



「ごめ、ね…みな、み、さん……っ」



こんなに好きなのに、もう好きなんかじゃ表せないくらい溢れてるのに




弥南海さんは私を抱きしめてくれていた……