「瑛太、瑛太。大好き。これからもずっと」
瑛太がクスリと笑った。
「俺も。ずっと好きだよ」
幸せで幸せで死にそうだ。
そんな時、少しだけ瑛太が身を離した。
「春。さっきのチョコ、もっと食べたい」
「あのでも、一晩冷やさなきゃ固まらないみたいなんだけど……私もまだ味見してなくて」
「ダメ。待てない」
「じゃあ……」
「味見まだなら……はい、味見」
……え?
見上げた瞬間、瞳を伏せた瑛太が頬を傾けた。
あ……。
うまれて初めて作ったチョコは、甘くて優しい味がした。
多分、これが恋の味。
瑛太の温かさが嬉しくて、私は再び眼を閉じた。
****
翌日。放課後。
「いやあー、良かったー!ほんと、良かったー!」
浪川が、心底ホッとしたように私と瑛太を見た。
瑛太がクスリと笑った。
「俺も。ずっと好きだよ」
幸せで幸せで死にそうだ。
そんな時、少しだけ瑛太が身を離した。
「春。さっきのチョコ、もっと食べたい」
「あのでも、一晩冷やさなきゃ固まらないみたいなんだけど……私もまだ味見してなくて」
「ダメ。待てない」
「じゃあ……」
「味見まだなら……はい、味見」
……え?
見上げた瞬間、瞳を伏せた瑛太が頬を傾けた。
あ……。
うまれて初めて作ったチョコは、甘くて優しい味がした。
多分、これが恋の味。
瑛太の温かさが嬉しくて、私は再び眼を閉じた。
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翌日。放課後。
「いやあー、良かったー!ほんと、良かったー!」
浪川が、心底ホッとしたように私と瑛太を見た。


