翌日、いよいよ北の大陸へ行きます。転移で。
「準備はよろしい?」
「いつでもよろしい」
「んじゃ行こう」
偵察で魔王のいるお城は見たことあるが、相変わらず王都のお城とは違い、あまり大きくはない。
大きくはないと言っても、私の知ってるお城の中で、という意味であり、目立つのには変わりない。
でも無駄なコストを削減できているのでこっちの方が好感を持てる。
私達は、必要以上の装飾をしていないシンプルな門の前に立つ女の魔族に話しかけた。
「魔王と戦いたいんですけど」
「……人間如きが?」
まさか来て早々馬鹿にされるとは思ってなかったわ。
魔族は短い鬼のような角と、尻尾が生えているのですぐに分かる。
他にも名前が外国人っぽいという特徴もあるのだが、それは置いといて。
「力があればいいんですよね?」
「ハッ。あんたなんかすぐに殺られるだろうけど、いいよ。案内する」
なんだかんだ言いながら案内してくれる魔族さんに付いていき、ついたのは大きな扉の前。
「覚悟はいいかい?」
「はい」
「ま、せいぜい頑張りな」
そう言ってドアを開けてくれた。
ドアの先にいたのは玉座に座る魔王らしきおば様と、その左にイケメン2人、右に美女2人がいた。
前国王も魔王も自分がちょっと残念なお顔だから、せめて周りに美男美女を置こうっていう考え方なの?
でも四天王と呼ばれる美男美女さんは、ただ綺麗なだけじゃない。
強い。
見ただけで強いとはっきり分かる。
結構楽しくなりそうじゃん。
「準備はよろしい?」
「いつでもよろしい」
「んじゃ行こう」
偵察で魔王のいるお城は見たことあるが、相変わらず王都のお城とは違い、あまり大きくはない。
大きくはないと言っても、私の知ってるお城の中で、という意味であり、目立つのには変わりない。
でも無駄なコストを削減できているのでこっちの方が好感を持てる。
私達は、必要以上の装飾をしていないシンプルな門の前に立つ女の魔族に話しかけた。
「魔王と戦いたいんですけど」
「……人間如きが?」
まさか来て早々馬鹿にされるとは思ってなかったわ。
魔族は短い鬼のような角と、尻尾が生えているのですぐに分かる。
他にも名前が外国人っぽいという特徴もあるのだが、それは置いといて。
「力があればいいんですよね?」
「ハッ。あんたなんかすぐに殺られるだろうけど、いいよ。案内する」
なんだかんだ言いながら案内してくれる魔族さんに付いていき、ついたのは大きな扉の前。
「覚悟はいいかい?」
「はい」
「ま、せいぜい頑張りな」
そう言ってドアを開けてくれた。
ドアの先にいたのは玉座に座る魔王らしきおば様と、その左にイケメン2人、右に美女2人がいた。
前国王も魔王も自分がちょっと残念なお顔だから、せめて周りに美男美女を置こうっていう考え方なの?
でも四天王と呼ばれる美男美女さんは、ただ綺麗なだけじゃない。
強い。
見ただけで強いとはっきり分かる。
結構楽しくなりそうじゃん。


