「銭湯へ行く人は早く行ってくださいね」と声をかけると、三人が出てきて部屋を見てくれと言われ連れていかれる。
「何ですか?こんな短時間で終わらないでしょう?」
「それが凄いのなんの。掃除の天才かもしれない」
中を見ると漫画で散らかり放題の部屋はスッキリしており、机の位置を変えただけなのに何故だか広く感じる。
隆弘の部屋は飛行機などの模型がごちゃごちゃとあったと思い出しながら見ると、位置は変わっていないものの物が邪魔にならすにスッキリとしている。
「これは……窓を開けないと行けませんねぇ」
「そこじゃないから!」そう言いながらも二人とも窓を開けにいっている。
「掃除機は掛けましたか?」
「かけた!ただゴミ袋がすごくて」
見ると袋が5つ。
「仕分けはしたんですけど」
「容赦ないんだよ。捨てますねといった側から要らないものとか要るものとかわかったみたいにポイポイ捨てていくんだって」
ほう。と目を細目よくみると、背中側から薄いがちゃんとオーラと言えば分かりやすいのか狐で言うところの妖力が出ている。



