浮遊泳男子のたからかなうた

おわりの








つまらないことが多かったでしょう
飲み込んだ言葉が心を刺すでしょう
昼は眩しすぎて夜は暗すぎたでしょう
夕暮れに果てて死んでいけたら
そう言って屋上から身を投じてみたかった

涙を気高くできるほど
熱い生き方はしてなかったのに

透明に零れ落ちたのは
あの日の記憶なんでしょうか
壊れそうな僕を見るのに
世界を変えさせてくれませんか

つまらないことが多かったでしょう
飲み込んだ言葉が心を刺すでしょう
だけれど得たこともあったでしょう
夕暮れに果てた太陽の末路を考えて生きていた

君の涙を救えるほどの
生き方なんて教わらなかった

透明に零れ落ちたのは
紛れもない雨音の中の
壊れそうな世界の片隅で
這いつくばっている僕は一体

君の涙を拭えるほどの
努力をしてこれなかったから
壊れそうな僕を見るのに
世界を変えさせてくれませんか