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小さい頃は おままごとが好きだった
特撮は苦手で体術も興味の無い
カラフルな色が好きで
それこそピンクのスカートみたいな
そんな夢を組み立てて生きてた
だから掻き鳴らしたギターが、
唯一の性で 両方の性
僕の声は低くてもう、喋ることをやめた
高校の今は ぬいぐるみ集めが好きで
サッカーは苦手で体力もそんなに無い
裁縫が好きで
それこそウェディングドレスみたいな
そんな物を作っていた
だけど僕はギターを鳴らす
叫ぶようにわめくように
僕の声では表せない、世界の全部を詰め込んだ
僕は誰なのかすらわからなくて
それなのに音だけは鋭敏だ
だったらもう
忘れてしまえよ


