お姫様とお嬢様

このまま秀吉君としたら…。



好きになれないかな…。



「ねぇ、このままベッド連れてって…。」

「マジ言ってんの?」

「忘れさせてくれるんでしょ?」

「…………イヤになったら辞めるから。」



優しい…。



軽々とあたしを抱き上げてベッドまで運んでくれる…。



髪を撫でる手もナツ君と違って男らしい…。



唇も身体も違う…。



ナツ君じゃないよぉ…。



「乃彩、好きだよ。」

「ん…。」



これでイイのかな…。



これで…。



「ごめん…。やっぱりやめよ。」

「えっ…。」

「そんな顔されたら出来ない…。ごめん…。」



寸前で身体を離した秀吉君にちょっとホッとしてる自分がいた…。



そのまま抱きしめられてキスされた。



「俺今すげぇ勿体ねぇ事してる…。」

「うん…。」

「やっぱりする?」

「えぇぇぇ!?」

「はははっ!!ウソ。寝てイイよ?門限前に起こすから。」



眠れるかな…。