はぁ兄の声が流れる放送室で舜太と…。



舜太!?



「重いっ!!」

「あっ…。今寝てた…。」

「夜遅いからじゃん…。眠いなら寝てイイよ?」

「愛芽が優しいと怖い…。」

「うっさい!!寝なさい!!」



窓際にあった机に俯せになってマジ寝…。



愛芽ヒマ…。



でも舜太だ…。



舜太の後ろに回って背中に顔をつけた。



心臓の音が聞こえる…。



「ファンデついちゃった…。」

「有り得ねぇ…。」

「起きてたの!?」

「お前がくっついてきたから起きたっつーの。取れるよな?」

「何とか…。」



ファンデ取れない…。



薄くはなったけど…。



「もうイイ…。」

「ごめん。」

「愛芽カワイイ。好き。」

「急に何さ…。」

「この前からキスしたいんですよ。おだてりゃ許されるかと思って。」



キス…。



愛芽もしたい…。