天満堂へようこそ-3-

「今からくるお客様はご自身を売りに来られます」

「え?ダメじゃんそれ!」

「いえ、体液をなのですが……」

「あの2人組か?」

「馬鹿にしては珍しい!大当たりですのでグラスを差し上げます」

「最初から渡せ」とグラスを受け取る。

「で、だれ?」

「バジリスクと大蜘蛛です」

「あの有名な……ですか?」

「危ないの?」

「よく怖がられるのですが、彼等は臆病でして。ですので定期的に溜まった毒を売りにこられるのです」

「どうやって取るの?」

「それは私も分かりませんが……」

「だから連れ出したんだよ。バケツにな、牙を刺してダラダラーっと……」

「あー、いい。想像してしまうから」

カランカランと入口のベルがなり入ってきたのは、服は来ているが毛むくじゃらの大男と、帽子をかぶった細すぎるくらい細い男。

じーっと見られ、臭いを嗅がれているような感覚に襲われながらもニコルを見る。