天満堂へようこそ-3-

「なぁ……」

「なんだルーカス?」

「俺バーの方行ってくる」

「あぁ。ニコルに後で奏太紹介するから」

「じゃあ奏太もつれてくぞ?ノアも来い」

「ですが……」

「いいから行け。次の客はこちらでしておく」

扉を開けてすぐのカウンターに腰を下ろす。
カウンターは10席程で、丸いテーブルが3つ置いてあり、程よいスペースが取られている。

「ニコル、こいつが奏太。ニコルは俺の配下で本来はお付なんだ」

「そう言えばルーカスさんのお付きみたことなかったけど」

こいつだ、と指を指す。

「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。いつもこのバカ王子がご迷惑をおかけしまして……」

「バカ王子?」

「はい。ルーカス様の事ですが何か?」

「お付きの人って言わないよね?俺も言われたことないし、結月さんも……」

「そりゃそうだ。こんなこと言うのこいつぐらいだからな」

「そうですね。とゆうか、今日の予約。今からくるお客様のこと話したんですか?」

「忘れてた……」

「ボケ王子ですね!いつもそうだから馬鹿だ阿呆だと言われるんです!」