天満堂へようこそ-3-

「なぁ、何でみんなあんなにお金あるの?前も聞いたことあるけど」

「ここに来る奴らは何かしら質屋に入れたりして金を作る者もいるが、大半は人間界で仕事してる奴が多い。あの玉藻は高級クラブのママだから金には困らないだろう」

「そんなもんなの?」

「万能薬で1回分が10万。これは常連の値段だが、新規の客はその3倍と手数料をもらう。高いのはやはり材料費だな……私がたまに幻界に帰る約束で定期的に材料を運んでもらえることになった。天魔界も同様にな。ただ、手に入れるのが難しい材料は値段も高くなる」

「何となくわかるけど」

「奏太、これだけはよく覚えておけ。ここは薬屋だ。1つ配合を間違えれば毒にもなる。客の要望は必ず聞かなくてもいい。察しろ!眠る様に死ぬ薬と言われたら、眠剤を出せばいい。文句がきても、人によって効き方が違うとでも言えばいい」

「でもそれってさ、詐欺じゃん」

「ものは考えようだ。ノア、そう言う事だ」

「分かりました」

「俺、ぜんっぜん分かんないんですけど?」