天満堂へようこそ-3-

「このような場合、書きません。先ほどと同じような理由からです。心臓の薬はそのまま書いておいて頂けますか?」

分かったと、心臓の薬と書く。

「ノアは出来たの?」

「はい、書いてある通りにですが」

「では行きましょう」

そう言ってから部屋に戻り結月に渡すが、今回は匂いも嗅がず玉藻さんに渡す。

「心臓の薬が15・いつものが10。合わせて25万だ」

「あいよ」と袖からポンと現金を出す。

「最初はありえない金額だったがねぇ、安くなったもんだ」

「初めての客と、一見はな。信用もないから高めだが、常連は別だ。また寄ってくれ」

「そうしよう」

ではまたと、そのまま扉から出ていく。