天満堂へようこそ-3-

「とまぁ、こんな感じだが……どうした?」

「俺では無理だよ。男爵とかさ……裏でノア達が騎士男爵って言ってたの聞こえたよ?殺されたら……」

「だから、確認したじゃないか。ルールは知ってるなと。あと薬作りが遅い!」

「仕方ないじゃないか!ユーリさんいなかったら出来なかったんだからな!大体さ、このノート半端に書いてあるからわからないじゃん!」

「奏太のくせに生意気だぞ?私が夜なべして書いたノートにケチつけるな!」

「これで分かれって方がおかしいんだって!」

「おい!!!姉弟喧嘩はあとにしてくれ。他の説明もあるだろ?」

「奏太、お前次歯向かったら分かってるだろうな?」

「ぜんっぜん分からねーよ!」